実践女子大学図書館は,利用者に対して,増加し多様化する電子リソースコレクション,あるいは教員指定図書を効果的に提供する方法としてOPACを選択した。電子リソースの検索対象は,契約コンテンツのみならず,フリーコンテンツの青空文庫やProject Gutenbergなどの作品や政府刊行物にまで拡大した。また,いまだ把握されていないオープンアクセスの和文電子ジャーナルリストの整備を独自に行い,検索可能とした。本論では,当館が2007年度から提供を開始したOPACと横断検索の概要,特徴,諸機能および今後の課題について述べる。