情報管理
Online ISSN : 1347-1597
Print ISSN : 0021-7298
変体仮名のこれまでとこれから 情報交換のための標準化
高田 智和矢田 勉斎藤 達哉
著者情報
ジャーナル フリー HTML

2015 年 58 巻 6 号 p. 438-446

詳細
抄録

変体仮名は平仮名の異体字であるが,現代の日常生活ではほとんど用いられていない。しかし,1947年以前には命名に使われ,戸籍など行政実務において変体仮名の文字コード標準化のニーズがある。一方,日本語文字・表記史や日本史学の学術用途においても,変体仮名をコンピューターで扱うニーズがある。そこで,活版印刷やデジタルフォントから集字し,学術情報交換用変体仮名セットを選定した。このセットには,変体仮名の機能的使い分けを表現するため,同字母異体も収録した。行政用途の変体仮名と合わせ,2015年10月にISO/IEC 10646規格への追加提案を予定している。

著者関連情報
© 2015 Japan Science and Technology Agency
前の記事 次の記事
feedback
Top