4月を迎えると身の引き締まる思いがします。緊張感をもってスタートラインに立つ方々を目にすると,初心にかえって仕事に向き合おうと思うのです。
4月号の最後には「投稿規定」を掲げています。弊誌はこれまで「企業・大学・図書館などで,情報を扱う業務に日頃従事している方々」を対象読者の中心としていました。これを今回「情報の生産・管理・流通・活用に関わる研究者・技術者およびその他の実務者」として,研究者・技術者もまた中心的な対象読者として位置づけました。広く科学技術振興の基盤整備に役立つ雑誌でありたいと願います。
今号から本文に,画面で読むときに目にやさしい活字を使うことにしました。冊子でお読みの方はぜひWebのカラー版もごらんください。
「PISA(ピザ)調査」と「EBE(エビデンスベースト・エデュケーション)」,今号は教育に関連した記事を2つ掲載しました。PISAの結果はよく新聞や雑誌に取り上げられますが,詳細なデータが分析可能な形で公開されていることを初めて知りました。科学的根拠の重要性が指摘される一方で「もう一つの事実」(alternative facts)という言葉も飛び出す今日,「エビデンス」を巡る背景と動きについてEBE記事を通じて学ぶことができました。(KM)
Vol. 59, no. 12「この本!おすすめします 編集に役立ったMS-DOS」に2か所の誤りがありました。編集上の不手際によるものです。お詫びして訂正いたします。
・p. 872,右段,下から4行目
誤:編集術(これを「電子編集」と名づけて)をまとめ
正:編集術を(これを「電子編集」と名づけて)まとめ
・p. 874,右段,上から8行目
誤:すばらしさを強調していた
正:すばらしさを強調しておられた