Oncoplastic Breast Surgery
Online ISSN : 2432-4647
ISSN-L : 2432-4647
原著
内鏡視下に施行した nipple-sparing mastectomy および skin-sparing mastectomy 後の切除断端と局所再発についての検討
坂本 尚美福間 英祐星 和栄
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2016 年 1 巻 2 号 p. 54-58

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抄録

 原発性乳癌に対し内視鏡下に nipple-sparing mastectomy または skin-sparing mastectomy を施行した516例537乳房を対象とし, 切除断端と局所再発について検討した。断端陽性は47乳房47症例 (8.8%) に認めた。断端陽性の部位は皮膚側が24例, 深部が11例, 側方が9例, そして乳頭直下が3例であった。断端陽性部位の組織は77%が非浸潤癌で, 23%は浸潤癌であった。47例中8例に追加切除を, 4例に放射線治療を施行し, 残りの35例には追加の局所治療は施行しなかった。経過観察期間中央値51ヵ月において, 局所再発を2.4% (13/537) に認めた。断端陽性例の局所再発率は断端陰性例に比較し有意に高率であった (5/47, 11% vs. 8/490, 1.6%, p<0.01) 。断端陽性例の局所再発率は高く, 初回手術で断端を陰性にすることが重要であると考えられた。

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© 2016 一般社団法人 日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会
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