Oncoplastic Breast Surgery
Online ISSN : 2432-4647
ISSN-L : 2432-4647
原著
安全性と整容性を追求した傍乳輪切開による乳房再建術の工夫
関 大仁櫻井 孝志水野 翔大中村 友季恵清水 健
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2019 年 4 巻 1 号 p. 22-26

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抄録

乳房再建におけるPeriareolar incision (以下, P切開) は術野が狭く, 乳頭壊死などの合併症のリスクが懸念される。一方で, 本術式は創が小さく目立ちにくいことなどの利点がある。2013年7月から2017年12月までに当院で, 乳房再建を目的にnipple sparing mastectomyを施行した原発性乳癌134例を対象とした。皮膚切開法における内訳はInferolateral inframammary fold incision (以下, IMF切開) が18例, P切開が116例であった。両群を比較した結果, シリコンインプラントの体積中央値はIMF切開群と比較してP切開群で有意に小さかった (p=0.034) 。局所再発率および術後合併症に関しては, 両群で有意差は認められなかった。P切開による乳房再建術は, 工夫すれば安全で良好な整容性が得られる術式である可能性が示唆された。

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© 2019 一般社団法人 日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会
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