2022 年 7 巻 2 号 p. 42-52
Periareolar mammoplastyは, OPBCS Volume displacementレベル2-(1)の手技である。傍乳輪切開部より病変部へ到達し乳房部分切除を実施するため切除瘢痕が目立ちにくいのが特徴で, おもに乳房上部病変の部分切除時に用いられる。傍乳輪切開の形状を生かした乳房部分切除, または乳輪より大きいサイズの円弧の円周上の切開部からの乳房部分切除を行う。切除部の陥凹や乳頭乳輪複合体 (以下乳頭乳輪, NAC : nipple areolar complex) のゆがみ・偏位が生じないようにvolume displacementを行う。NACの血流維持に留意して実施することが重要である。