2022 年 7 巻 3 号 p. 72-79
2013年からの人工物による乳房再建に対する健康保険の適用により, 全国で一斉にエキスパンダー・インプラントによる乳房再建が行われるようになったが, 同時に技術や安全性の確保, 確認のため講習会や臨床データの収集が必要となった。日本オンコプラスティックサージャリー学会では合併症ワーキンググループを立ち上げ, 全国で発生する合併症を整理分類するための枠組みを作成することを目標とした。外科手術における一般的な合併症として当該手術に当てはまるものはCommon Terminology Criteria for Adverse Events (CTCAE) を参考に項目, 重症度分類を作成した。また人工物による乳房再建に特異的である合併症については新規に項目を作成し, 重症度はClavien-Dindo分類を改変し評価を行うこととした。