2003 年 32 巻 p. 115-119
今回、新しく開発されたメニコン社製CAT2000™を用いて昼間時と薄暮時の低コントラスト視力を測定し、その有用性について検討した。対象は、正常群25眼、白内障群18眼、IOL群10眼であった。白内障群では、昼間時に比べ薄暮時でコントラスト視力が著明に低下した(P<0.01)。また、正常群に比べ、100%、25%における昼間時と薄暮時のコントラスト視力の差が有意に大きかった(P<0.05)。CAT2000™は患者の見づらさを客観的に評価できたことから、臨床有用性は高いと考えられた。