日本視能訓練士協会誌
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第59回 日本視能矯正学会
シンポジウム
  • 藤原 篤之
    2018 年 48 巻 p. 1-7
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/02/28
    ジャーナル フリー

    Optical coherence tomography angiography(OCTA)は、血管造影剤を使用することなく網脈絡膜の血管画像を描出する技術である。昨今、OCTAを搭載した機器の販売が行われており身近な検査項目の一つとなりつつある。OCTAは、血管造影剤に対するアレルギー反応のリスクや、検査準備の煩雑さなどを回避することができる。そのため、受診ごとに網脈絡膜血管病変の変化を簡便に観察可能なため、有用性の高い検査技術と考える。本稿ではOCTAの臨床における活用例や、実際に撮影を行う際の注意点について解説を行う。

  • 原 直人, 蒲生 真里
    2018 年 48 巻 p. 9-15
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/02/28
    ジャーナル フリー

     恒常性内斜視症例が増加するとされる中、斜視発症のメカニズムを近見反応の適応・学習から考察した。近見反応で重要な性質は、(1)輻湊―調節間クロスリンクが存在するため、調節により輻湊反応が、輻湊により調節反応が起きる、(2)近見反応は極めて環境に適応学習しやすいということである。近方視ばかりを長時間、繰り返し行う視環境となった変化に、近見システムそのものが適応するのであろう。また遠方視が必要とされない視環境であるので、開散運動しないことが現在の内斜視を発症させる1つのメカニズムと考えている。peri-personal spaceに対する近見反応の適応とともに、遠見視・開散の不必要による遠見無視から現代の内斜視について考えてみた。

  • 長谷部 聡
    2018 年 48 巻 p. 17-23
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/02/28
    ジャーナル フリー

     Schorモデルは調節運動と輻湊運動の仕組みを説明する経験的推論モデルであり、調節や輻湊入力または構成要素の特性が変わった時、調節や輻湊出力にどのような変化が起きるかを数値演算により予測できる。カバーテスト、プリズムアダプテーションテスト、調節性内斜視、斜位近視などのシミュレーションを例として示した。このようなモデルによる予測を考慮しながら診療にあたることは興味深くまた有益である。

一般講演
  • 早見 未央, 山村 彩, 鈴木 智翔, 杉野 友哉, 宇野 裕奈子, 加藤 あかね, 鈴木 紗代, 小島 隆司
    2018 年 48 巻 p. 25-33
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/02/28
    ジャーナル フリー

    【目的】進行性円錐角膜に対する角膜クロスリンキング(以下:CXL)の結果の検討

    【対象及び方法】岐阜赤十字病院にてCXLを施行して術後3ヶ月以上経過した進行性円錐角膜患者14名14眼(男性11名、女性3名、平均年齢20.2±4.2歳、平均角膜屈折力48.50±4.4D)を対象とした。

    検討項目は裸眼・矯正視力、自覚等価球面度数、前眼部OCT(CASIA®、TOMEY社)を用いた角膜屈折力、角膜後面屈折力、角膜乱視量、角膜厚、フーリエ解析による非対称成分、高次不正乱視成分を検討した。角膜内皮細胞数は術前、術後1年で比較した。統計解析はFriedman検定を用い有意水準を5%未満とした。

    【結果】術後1年で、裸眼視力(p=0.0068)及び矯正視力(p=0.0023)は有意に改善した。角膜屈折力(p<0.001)は有意に低下し、角膜後面屈折力(p<0.001)は有意に減少した。角膜厚(p<0.001)及び非対称成分(p<0.001)は有意に低下した。角膜厚は頂点ほど菲薄化を認めた。角膜後面のスティープ化は角膜の周辺より頂点の方が菲薄化したことが原因と考えられた。

    術後6ヶ月以降で、平均角膜屈折力及び角膜乱視量が1D以上増加した症例は無く、また、2段階以上矯正視力が低下した症例も無かった。

    【結論】術後1年においてCXLは角膜屈折力の低下を伴い、有効かつ安全な円錐角膜の進行予防治療であることが示唆された。

  • 田中 健司, 岩瀬 愛子, 水野 恵, 宇田川 さち子, 柏倉 秀克
    2018 年 48 巻 p. 35-45
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/02/28
    ジャーナル フリー

    【目的】緑内障患者は、常に治療を継続しているため、ロービジョンケアに思い至るきっかけをつかみにくく、治療以外の支援に結び付きにくいと言われている。一方で、他者からのサポートの必要性を訴えているという報告がある。本研究では、緑内障患者のQOLとソーシャル・サポートの関連を調査し、緑内障患者の支援に関する示唆を得ることを目的とする。

    【対象と方法】たじみ岩瀬眼科に通院する緑内障性視野障害がみられ、少なくとも片眼の矯正視力が0.7以上の症例を対象とした。また、視野異常をきたすような疾患がない症例を対照群とした。対象人数は、Anderson分類を参考に分類し、初期53名、中期49名、後期45名、対照群51名、計198名である。QOLを評価する尺度としてVFQ-25、ソーシャル・サポートを評価する尺度として日本語版ソーシャル・サポート尺度を使用し、両者の関連を検討した。

    【結果】緑内障群において、両者は有意な相関を認めた(r=0.274、p<0.01)。病期別では、後期群のみ有意な相関を認め(r=0.401、p<0.01)、特に「心の健康」(r=0.435、p<0.01)、「社会生活機能」(r=0.433、p<0.01)との関連が強かった。

    【結論】後期群においては、ソーシャル・サポートが充実している患者ほど、QOLが高いことが示唆された。したがって、視野障害が進行した緑内障患者の支援においては、ソーシャル・サポートに着目する必要がある。

    表10 QOLの関連要因 Fullsize Image
  • 正条 智広, 岡 真由美, 野口 菜摘, 岸 大介, 田淵 仁志
    2018 年 48 巻 p. 47-56
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/02/28
    ジャーナル フリー

    【目的】視能障害による自覚的歩行困難への影響を評価するため質問票を作成し、統計解析により構造を明らかにした。また質問票の得点とFunctional Vision Score(FVS)との関連を検討した。

    【対象および方法】対象は周辺視野の障害を有する患者82例で、平均年齢は62.6±11.7歳であった。疾患の内訳は、網膜色素変性53例、緑内障29例であった。視能評価は視力および視野検査により、Functional Acuity Score(FAS)、Functional Field Score(FFS)、FVSを算出した。歩行困難の自覚的評価は、「歩行に関する質問票(質問票)」を使用した。統計解析は主成分分析を行い、主成分得点を求めた。質問票に対する視能の影響度を求めるため、目的変数を主成分得点、説明変数をFAS、FFS、FVSとして重回帰分析を行った。

    【結果】質問票の主成分分析により、第1主成分は「段差の把握」と決定した。重回帰分析により標準偏回帰係数はFASで0.354、FFSで0.676、FVSで-0.219であった。(それぞれp<0.01、p<0.01、p>0.05)。FVSを除いて再度重回帰分析を行い、標準偏回帰係数はFASで0.276、FFSで0.515であった(それぞれp<0.01)。

    【結論】質問票は段差の把握の項目により自覚的歩行困難の特性を評価することが可能であった。質問票はFFS、FASの順に影響度が高かった。

    表3 主成分得点と視能スコアとの重回帰分析 Fullsize Image
    * p<0.05、 ** p<0.01 a:説明変数をFVS,FAS,FFSとして行った重回帰分析。標準回帰係数が高いほど主成分得点への影響が強い b:FVSの多重共線性のため、FAS,FFSのみで行った重回帰分析
  • 吉田 恵実, 戸塚 伸吉, 石川 裕子, 渡邊 あゆみ, 戸塚 悦子
    2018 年 48 巻 p. 57-63
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/02/28
    ジャーナル フリー

    【目的】両眼で生じる変視症と優位眼との関連性について検討すること。

    【対象と方法】2017年1月~2018年7月に片眼のみ黄斑疾患があり、アムスラーチャートを施行して変視が認められた48例(男性20例、女性28例、平均年齢70.9±11.9歳)を対象とした。同時に、M-CHARTS®を実施し、hole in card法にて優位眼を検査した。これらから、変視と優位眼との関連性を調べた。なお、眼優位性の評価から、矯正視力0.3以下の症例は除外した。

    【結果】患眼のみでなく両眼視にても変視を訴えた症例は6例いたが、5例は同じような形の変視を自覚していた。患眼のみで見れば変視を認めた48症例全例のうち、優位眼が患眼であった16症例中、両眼視で変視を認めた症例は1例、認めなかった症例は15例であり、非優位眼が患眼であった32症例中、両眼視で変視を認めた症例は5例、認めなかった症例は27例であった。Fisherの直接確立検定で、有意差を認めなかった。変視の検出率は、M-CHARTS®よりアムスラーチャートの方が高かった。

    【結論】片眼の黄斑疾患が原因で、両眼視で変視を生じるか否かは、眼優位性では説明がつかないことがわかった。Interocular transferを含めた中枢神経の働きが関与していると推測した。

  • 竹内 学人, 大沼 学, 斎藤 渉, 原 崇彰, 猪狩 栄利子, 薄井 紀夫, 内海 通
    2018 年 48 巻 p. 65-71
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/02/28
    ジャーナル フリー

    【目的】JACO Stereo Test(以下JACO)、TNO Stereo Test(以下TNO)、Stereo Fly Test(以下FLY)の有用性を比較検討した。

    【対象と方法】対象は、斜視や弱視およびその治療歴がない成人ボランティア45例である。方法は、視力、屈折、眼位、優位眼の同定、立体視、抑制検査を行った。なお立体視の判定は、中心窩立体視60秒以下を正常とした。

    【結果】平均矯正視力は、右眼1.19、左眼1.19、平均屈折度数は-2.49±2.49Dであった。立体視は、JACO42例(93.3%)、TNO24例(53.3%)、FLY45例(100%)で、3種の検査表間に有意差を認めた(p<0.0001)。さらに多重比較ではJACOとTNO間、TNOとFLY間に有意差を認め(p<0.0001)、JACOとFLY間では有意差を認めなかった(p=0.10)。全検査表で抑制応答はなかったが、JACOの抑制検出視標では、「円形視標が立体的に側方へずれて一つに見える」と応答した例が、0.5度視標15例(33.3%)、1.0度視標13例(28.9%)にみられた。これは、ずれ応答と優位眼とがほぼ一致する結果であった。

    【結論】3種の検査表では、TNOのみ立体視の検出率が低かった。JACOの抑制検出視標では、優位眼による影響が応答に反映している可能性が示された。

  • 石井 杏奈, 仁科 幸子, 松岡 真未, 三井田 千春, 赤池 祥子, 新保 由紀子, 越後貫 滋子, 吉田 朋世, 横井 匡, 東 範行
    2018 年 48 巻 p. 73-80
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/02/28
    ジャーナル フリー

    【目的】眼器質疾患をもつ低年齢児に対しSpot™ Vision Screener(以下SVS)を施行し、検査の有用性を検討した。

    【方法】対象は2016年2月~2018年5月に国立成育医療研究センターを受診し、SVSを施行した3歳以下の低年齢児326例中、眼器質疾患と診断された患児132例(男児76例、女児56 例)である。SVSによる両眼同時測定の可否、不可能例の眼疾患の内訳を検討した。また測定可能例を斜視判定、屈折異常判定、異常なし判定の3 群に分類し、疾患と重症度を検討した。

    【結果】眼器質疾患のある患児のうち両眼同時測定不可能は66例(50%)で、重篤な視覚障害をきたす前眼部・後眼部疾患や小眼球が55 例(83%)を占めた。両眼同時測定可能66例のうち、斜視判定は12例で、偽斜視1例を除き全例が重篤な前眼部・後眼部疾患であった。屈折異常判定は22例で、重篤な疾患は12例(55%)であった。一方、異常なし判定32例の中にも、重篤な後眼部疾患8例(25%)が含まれていた。

    【結論】SVS で両眼同時測定不可能や斜視判定の場合、重篤な眼器質疾患が存在する可能性があり、早急に眼科精密検査を受けるよう周知すべきである。

  • 稲垣 尚恵
    2018 年 48 巻 p. 81-88
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/02/28
    ジャーナル フリー

    【目的】Teller Acuity CardsⅡ®(TACⅡ)は、6.2cpdより高い空間周波数で縞視標のコントラストが低いため(春日井他、2006)、コントラストの違いが検査結果にどのように影響するかが不明確である。そこで本研究では縞視標の空間周波数とコントラストを検査条件として独立して操作することにより、視標のコントラストの相違が縞視標の検出に与える影響を実験的に検討した。

    【方法】対象は、眼疾患のない矯正視力1.2以上5名5眼(平均21.8±0.97歳)とした。TACⅡの視標のコントラストの実測に基づき、最大コントラスト(83.33%)と最小コントラスト(39.75%)を条件としてPC上に縞視標を呈示し、縞の方向を回答する2条件(PC-H、PC-L)と、TACⅡを用いて縞視標の位置(TAC-位置)あるいは方向(TAC-方向)を回答する2条件を設定した。計4条件の検査条件とTACⅡに対応した空間周波数7条件において正答割合を測定した。

    【結果】(1)18.2cpd以下の空間周波数では検査条件による正答割合の差はなかった。(2)25.0cpd条件ではPC-LとTAC-方向の正答割合がPC-Hに対して有意に低かった。

    【結論】TACⅡの高空間周波数カードでは縞視標のコントラストの低下により、視力が低く測定される可能性がある。

    図3 ‌PC縞視標検査とTACⅡの検査における空間周波数と正答割合 Fullsize Image
    エラーバーは片側SDを示す。 空間周波数25.0cpd:PC-HでPC-L(p<.05)、TACⅡ-方向(p<.05)に比べ正答割合が有意に高く、同様にTACⅡ-位置でPC-L(p<.05)、TACⅡ-方向(p<.05)に比べ正答割合が有意に高かった(多重比較;Bonferroni 法)。 PC-HとTACⅡ-位置との間、PC-LとTACⅡ-方向との間には有意差は認められなかった。 空間周波数36.5cpd:PC-HでTACⅡ-位置(p<.05)、TACⅡ-方向(p<.05)に比べ正答割合が有意に高く、同様にPC-LでTACⅡ-位置(p<.05)、TACⅡ-方向(p<.05)に比べ正答割合が有意に高かった(多重比較;Bonferroni 法)。 PC-HとPC-Lとの間、TACⅡ-位置とTACⅡ-方向との間には有意差は認められなかった。
  • 山本 素士, 山藤 大輔, 小川 麻湖, 小松 佳代子, 青木 伸頼, 山成 正宏, 杉山 聡, 大島 進, 東 惠子, 井上 達也, 南 ...
    2018 年 48 巻 p. 89-95
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/02/28
    ジャーナル フリー

    【背景】偏光感受型光干渉断層計(PS-OCT)は、メラニン色素の偏光解消性を利用して網膜や脈絡膜を評価することができる。今回我々は、PS-OCTを用いて滲出型加齢黄斑変性(AMD)の視力と網膜色素上皮(RPE)の偏光解消性について検討したので報告する。

    【対象及び方法】対象は、東京大学医学部附属病院を受診した滲出型AMDの32例38眼(平均年齢 71.8 ± 9.7)。後ろ向き調査。PS-OCTを用いて、中心窩を通る水平ラインを撮像し、病型別に中心窩のRPEの偏光解消性の分布を観察し視力と比較した。

    【結果】PS-OCTでRPEに偏光解消性の途絶を15眼(39%)に認めた。偏光解消性途絶群の平均視力は0.47±0.24で、偏光解消性連続群の0.09±0.51に比べて優位に視力が悪かった。(t検定 p<0.01)。病形別では、偏光解消性途絶例が、典型AMDで24眼中7眼(29%)、ポリープ状脈絡膜血管症で11眼中5眼(45%)、網膜内血管腫状増殖で3眼中3眼(100%)に見られた。

    【結論】PS-OCTでRPEの偏光解消性と視力に関連性を認めた。滲出型AMDでRPEの偏光解消性途絶は、RPEの機能不全を示唆する可能性がある。

    図1 偏光感受型光干渉断層計で観察した網膜色素上皮 Fullsize Image
    偏光感受型光干渉断層計(PS-OCT)で撮像した網膜の信号強度画像とそれに偏光解消性を重畳した画像。正常網膜の信号強度画像(A)と偏光解消性の重畳画像(B)。信号強調画像の網膜色素上皮(RPE)全域に偏光解消性上昇を認める。典型加齢黄斑変性(AMD)の偏光解消性の連続例の信号強度画像(C)と偏光解消性の重畳画像(D)。信号強調画像のRPEに一致して偏光解消性を認める。典型AMDの偏光解消性の途絶例の信号強度画像(E)と偏光解消性の重畳画像(F)。RPEに偏光解消性の途絶が見られる(矢印)。ポリープ状脈絡膜血管症(PCV)の偏光解消性の連続例の信号強度画像(G)と偏光解消性の重畳画像(H)。PCVの偏光解消性の途絶例の信号強度画像(I)と偏光解消性の重畳画像(J)。RPEに偏光解消性の途絶が見られる(矢印)。
  • 鬼柳 裕介, 佐々木 功, 鈴木 智哉, 金井 敬, 蝋山 敏之, 折登 健, 町谷 理恵, 加藤 泰子, 江口 秀一郎
    2018 年 48 巻 p. 97-102
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/02/28
    ジャーナル フリー

    【目的】同一被験眼でタイムドメイン方式の光学式眼軸長測定装置OA-1000とフーリエドメイン方式の光学式眼軸長測定装置OA-2000の測定結果の比較。

    【対象と方法】2017年4月~8月に白内障術前検査を行った連続127例251眼の眼軸長測定成功率、眼軸長、前房深度を比較検討した。またOA-1000に適用していたAlcon®製眼内レンズSN60WFのA定数でSRK/T式による術後屈折予測値を、SN60WFを挿入した73眼で術後3か月の他覚屈折値と比較し、術後屈折予測精度の検討、A定数最適化を行った。

    【結果】眼軸長測定成功率はOA-1000が93.2%、OA-2000が100%(p<0.05)。眼軸長の平均値はOA-1000が 23.77±1.66 mm、OA-2000が23.84±1.67 mm(p<0.05)。前房深度の平均値はOA-1000が3.77±0.54 mm、OA-2000が3.20±0.43 mm(p?0.05)。術後屈折誤差の平均値はOA-1000が0.10±0.56 D 、OA-2000が0.29±0.47 D(p<0.05)。SN60WFのOA-2000用最適化A定数は118.88であった。

    【結論】眼軸長測定成功率はフーリエドメイン方式の機器が有意に高かった。術後屈折予想精度向上には眼軸長測定器の機種ごとのA定数最適化が肝要である。

  • 秋田 樹里, 坂手 澪, 藤原 篤之, 金永 圭祐, 後藤 保人, 稲垣 明日香, 白神 史雄
    2018 年 48 巻 p. 103-110
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/02/28
    ジャーナル フリー

    【目的】OCT angiography(OCTA)を用いて1年以上の経過観察ができた健常眼を対象に、中心窩無血管域(FAZ)面積の経時的変化を評価した。また、経時的変化に影響を与える因子を検討した。

    【対象及び方法】対象は眼疾患の既往がない40眼(45.0歳)とした。測定は2回行った。1回めは基準となる測定(基準測定)で、2回めは基準測定から1年以上2年以下の間に測定を行った(1年後測定)。各時期での測定はOCTAを用いて右眼を撮影した。また、等価球面度数(SE)、眼軸長(AL)、網膜血管密度(RVD)、中心網膜厚(CRT)を評価しFAZ面積の経時的変化との関連を検討した。

    【結果】基準測定の平均FAZ面積は0.36 mm2、1年後測定は0.35 mm2で有意差はなかった(p = 0.81)。またBland-Altman解析の結果、FAZ面積の経時的変化の平均値は0.003 mm2であり比例的一致関係はなかった(p = 0.92)。SEとALは各測定時期の間に有意差(p < 0.01)があったが、RVDとCRTは有意差がなかった(RVD: p = 0.10、CRT: p = 0.20)。経時的変化に影響を与える因子について重回帰分析を行った結果、有意な因子はなかった(p = 0.70)。

    【結論】FAZ面積は2年以内での経時的変化はなく、影響を与える因子はなかった。

  • 深津 有佳里, 渡辺 愛美, 関向 秀樹, 加藤 寛, 新竹 広晃, 今泉 公宏, 石龍 鉄樹
    2018 年 48 巻 p. 111-116
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/02/28
    ジャーナル フリー

    【目的】光干渉断層血管撮影(optical coherence tomography angiography 以下OCTA)を用いて脈絡膜毛細血管板(choriocapillaris 以下CC)の観察が可能になった。生体眼におけるCCの形態学的な検討は少なく、その特徴に関しては不明な点も少なくない。今回我々は、高解像度の機器を用いてCC血管密度と血管径計測を行った。

    【対象及び方法】対象は屈折異常以外の眼科的疾患がない健常な日本人3名6眼(女性3名)。平均年齢は26.7±2.0歳、平均屈折度数は-1.0±1.0D、平均眼軸長は24.48±0.95mmであった。SPECTRALIS® OCTアンジオグラフィモジュールを用いて、中心窩を中心とした約3×3mmの範囲内でCCを撮影した。画像を網膜色素上皮下縁から20-50μmの範囲(30μm)でエクスポートした。コントラスト強調処理、Otsu法による2値化を行い血管に相当する部分の面積比を求め血管密度を算出した。また、手動で計測線を引いて血管径を計測した。

    【結果】CC血管密度の平均は測定部位全体で44.5±3.0%であった。CC血管径の平均は測定部位全体で23.9±4.9μmであった。

    【結論】今回、OCTAでCC血管密度を算出し、過去の組織学的検討よりも低い値になった。CC血管径では、組織学的検討よりも太く測定された。

  • 谷口 良輔, 楯 日出雄, 山田 一樹, 舘 奈保子
    2018 年 48 巻 p. 117-124
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/02/28
    ジャーナル フリー

    【目的】OCT Angiography(OCTA)を用いて特発性黄斑上膜(ERM)の中心窩無血管領域(FAZ)形状を測定し、それが視力、変視量、網膜厚に関連があるか検討すること。

    【対象と方法】対象は片眼性のERM29例(男性9例、女性20例、平均67.2才)。OCTAで網膜表層のFAZを解析し、網膜厚はOCTで測定した。健眼を対照群とし、ERM眼のFAZ面積、垂直径、水平径の縮小率を求めた。変視量はM-CHARTSを用いて垂直方向の変視量(MV)と水平方向の変視量(MH)を求めた。FAZの各パラメータと視力(logMAR換算)、変視量、網膜厚との相関について調べた。

    【結果】平均FAZ面積は、健眼0.40mm2、ERM眼0.22mm2であった(p<0.01)。FAZ面積の縮小率と視力(logMAR換算)、網膜厚は有意な相関を認めた(R=0.591 p<0.01、R=0.860 p<0.01)。FAZ垂直径の縮小率はMVとは有意な相関は認めなかったが、MHとは有意な相関を認めた(R=0.327 p=0.084、R=0.568 p<0.01)。FAZ水平径の縮小率はMHとは有意な相関は認めなかったが、MVとは有意な相関を認めた(R=0.353 p=0.061、R=0.450 p=0.014)。

    【結論】ERM眼のFAZ径の縮小は網膜収縮の程度、方向性を反映している可能性がある。

  • 坂口 仁望, 中尾 善隆, 木村 聡, 山川 良治
    2018 年 48 巻 p. 125-129
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/02/28
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    【目的】今回、我々は静的視野検査の測定時間に関連する因子を調査した。

    【対象及び方法】対象は平成30年1月から7月までの間に木村眼科内科病院にて視野検査を施行した原発開放隅角緑内障104眼104例である。視野検査はHumphrey®視野計740i(ZEISS)24-2 SITA-standard programを用いた。統計解析は単回帰分析と重回帰分析を用い、目的変数を視野検査の測定時間、説明変数を年齢、MD値、固視不良、偽陰性、偽陽性、患者の検査経験、検者の熟練度とした。

    【結果】測定時間の影響因子としてMD値(p<.0001)、偽陰性(p=0.005)、偽陽性(p=0.002)が検出され、年齢、固視不良、患者の検査経験、検者の熟練度との関連は示さなかった。

    【結論】静的視野検査においてはMD値、偽陰性、偽陽性が測定時間を延長させる因子となった。これらの因子を念頭に入れて検査に臨む必要があると思われた。

  • 河口 悠, 関 正佳, 髙木 健一, 藤原 康太, 田邉 美香, 吉川 洋, 船津 真衣, 瀬戸 寛子, 園田 康平
    2018 年 48 巻 p. 131-136
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/02/28
    ジャーナル フリー

    【目的】特発性眼窩炎症(IOI)は眼窩および眼窩付属器の原因不明の良性・非感染性の炎症性疾患と定義されている。今回治療に反応し再発しない症例と難治例の臨床像を比較したので報告する。

    【対象と方法】九州大学病院でIOIと診断した19例19眼を、ステロイド治療または外科的腫瘍切除後のステロイド治療で再発を来さなかった症例を経過良好群、ステロイド治療後再発または炎症所見が遷延するためステロイド離脱できなかった症例を経過不良群に分類した。両群間の年齢、性別、喫煙歴、高血圧の有無、糖尿病の有無、log MAR値、Hess Area Ratio%(ヘス面積比: HAR%)、交代プリズム遮閉試験(APCT)を比較した。さらにlog MAR値、HAR%、APCTは、初診時と治療開始後1ヶ月、3ヶ月で比較検討を行った。

    【結果】糖尿病の罹患率は不良群でやや高く(良好群0%、不良群25%、p=0.26)、HAR%は治療開始後3ヶ月において不良群が有意に低値であった(良好群平均98.4%、不良群平均65.3%、p<0.05)。その他の項目は両群間に明らかな有意な差を認めなかった。

    【結論】難治例のIOIは治療開始後3ヶ月のHAR%が不良である可能性が高い。

  • 酒井 彩花, 中川 真紀, 臼井 千惠, 林 孝雄
    2018 年 48 巻 p. 137-144
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/02/28
    ジャーナル フリー

    【目的】近年、子育て世代の女性の就業率が上がり、乳幼児期から保育所に通う児が増加している。一方、弱視訓練は視覚感受性が高い時期に行う必要があり、保育中の実施を指示することがあるが、保育所の理解が得られない場合も少なくない。そこで、今回、保育所に対して弱視訓練中の児の受け入れ状況等に関する実態調査を行ったので報告する。

    【対象および方法】2018年2月から6月に、帝京大学医学部附属病院周辺の公・私立保育所157施設に対し、眼鏡装用または弱視訓練中の児の人数、保育所の弱視訓練に対する方針、弱視または斜視の児の保育で困った点や疑問点等に関する無記名のアンケート調査を行った。

    【結果】67施設(42.7%)から回答を得た。このうち36施設で眼鏡装用中の児を、4施設で弱視訓練中の児を保育していた。保育中の弱視訓練に対しては、回答のあった67施設中、眼鏡装用は97.0%、健眼遮閉は76.1%、健眼へのアトロピン点眼は67.2%の施設が対応可能であった。

    【結論】保育所は児の安全確保を最優先とするため、訓練中の児の保育を依頼する際は、弱視訓練の目的・方法や児への対応などを丁寧に説明し正しく理解してもらう必要がある。医療者-保護者-保育所で、患児の状況を共有することが大切であり、そのためには、三者の連携体制づくりが必要であると思われた。

  • 比金 真菜, 鈴木 美加, 渡辺 愛美, 西戸 知佳, 森 隆史, 齋藤 章子, 石龍 鉄樹
    2018 年 48 巻 p. 145-151
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/02/28
    ジャーナル フリー

    【目的】小学校1年生においてレチノマックス®とSpot™ Vision Screener(SVS)の2機種を用いて、自然瞳孔での屈折検査を施行し、眼球形態との関連を検討したのでその結果を報告する。

    【対象及び方法】対象は、福島市内の小学校で学校健診を受診した平成27年度入学児童29名58眼と平成30年度入学児童23名46眼。平成27年度はレチノマックス®で、平成30年度はSVSで屈折検査を施行した。また、両年度ともにIOLマスター®で眼軸長を測定した。

    【結果】レチノマックス®とSVSともに、全員の両眼が測定可能であった。平成27年度入学児の眼軸長は22.46±0.74mm(平均値±標準偏差)、レチノマックス®での等価球面屈折値は-0.67±0.80D、円柱屈折値は0.40±0.37D。レチノマックス®で測定した等価球面屈折値には眼軸長との有意な相関がみられなかった(r=-0.23,p=0.08)。平成30年度入学児の眼軸長は22.25±1.01mm、SVSでの等価球面屈折値は+0.48±0.94D、円柱屈折値は0.68±0.59D。SVSで測定した等価球面屈折値には眼軸長との有意な負の相関を認められた。(r=-0.55, p<0.001)。

    【結論】SVSの等価球面屈折値は眼軸長と負の相関をもつことから、器械近視の影響が小さく、健診における遠視の検出に優れているかもしれない。

  • 船津 真衣, 関 正佳, 山名 佳奈子, 高木 健一, 河口 悠, 瀬戸 寛子, 園田 康平
    2018 年 48 巻 p. 153-157
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/02/28
    ジャーナル フリー

    【目的】A型ボツリヌス毒素(botulinum toxin-A:以下BTX-A)で改善に乏しかったMeige症候群に眼瞼手術を施行した症例を報告する。

    【症例】56歳男性。2008年両眼の開瞼困難を主訴に前医を受診。BTX-A療法を施行したが改善を認めず、2010年5月当科紹介受診となった。当院でもBTX-A療法を施行したが効果は限定的であったため、2011年に右眼眉毛挙上術、両眼前頭筋吊上げ術を施行した。以後6年間2~3ヶ月間隔でのBTX-A療法により、症状コントロールは良好である。

    【結論】難治なMeige症候群に眼瞼手術を施行することでBTX-A療法の有効性を高める可能性が示唆された。

第58回 日本視能矯正学会
一般講演
  • 斎藤 彩, 池田 哲也, 石川 均, 戸塚 悟, 庄司 信行
    2018 年 48 巻 p. 159-164
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/02/28
    ジャーナル フリー

    【目的】未熟児網膜症既往児の三歳児における角膜屈折力について検討した。

    【対象と方法】対象は3歳時に屈折検査を施行した31例62眼(未熟児網膜症既往児、平均在胎週数27.5±3.0週、平均出生体重868.0±416.2gである。網膜光凝固施行例は27例51眼であった。病変範囲は国際分類に基づきzoneⅠ~Ⅲとした。コントロール群(C群)は正期産児で屈折異常以外に眼疾患のない44名63眼とした。屈折値はハンディオートレフラクケラトメータ Retinomax K-plus3(ライト製作所)またはオートレフケラトメータ TONOREFⅡ(NIDEK社)を用い、角膜屈折力と出生体重、在胎週数、網膜光凝固数の相関、zone別に分けC群と屈折値を検討した。

    【結果】角膜屈折力は出生体重と負の相関(r=-0.64, p<0.001:Spearmanの順位相関)を、網膜光凝固数と正の相関を示し(r=0.30, p=0.03)、zoneⅠ/Ⅱ/Ⅲ(46.98/46.48/45.61D)はC群(43.58D)と有意差を認めた(各々p<0.01: Bonferroni法)。屈折値はzoneⅠ/Ⅱ(-2.47/-0.81D)群がC群(+1.64D)と有意差を認めた(各々p<0.01)。

    【結論】未熟児網膜症既往児の角膜屈折力は出生体重と負の、網膜光凝固数と正の相関を認め、角膜屈折力が強いほど屈折値は近視傾向であった。

  • 山本 太郎, 神原 涼, 橋本 佐緒里, 柴田 拓也, 黒田 有里, 井上 順治, 井上 賢治
    2018 年 48 巻 p. 165-169
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/02/28
    ジャーナル フリー

    【目的】裂孔原性網膜剥離の術後視力と裂孔発症部位の年齢別傾向について検討する。

    【対象および方法】黄斑部剥離を伴う裂孔原性網膜剥離に対して手術を施行し初回復位の得られた138眼(平均年齢51.0±15.4歳)。50歳以下をA群、51歳以上をB群とし、両群の術後1ヶ月の視力及び裂孔発症部位について検討した。また、6ヶ月間観察できた106眼の術後視力の経過についても検討した。

    【結果】裂孔発症部位は上耳側70眼(A群27眼、B群43眼)、上鼻側27眼(A群9眼、B群18眼)、下耳側22眼(A群14眼、B群8眼)、下鼻側19眼(A群9眼、B群10眼)で、両群ともに上耳側が最多であった。また若年者では下耳側の裂孔が有意に多かった。術後1ヶ月の平均logMARはA群0.33±0.34、B群0.30±0.30となり、両群間に視力の差は認められなかった。術後6ヶ月間観察できた106眼の術後3ヶ月の平均logMARはA群0.17±0.30、B群0.21±0.29、術後6ヶ月の平均logMARはA群0.13±0.28、B群0.14±0.32であった。両群ともに術後1ヶ月から6ヶ月の間で視力の改善がみられたが1.3.6ヶ月の両群間で視力の差は見られなかった。

    【結論】黄斑部剥離を伴った裂孔原性網膜剥離に対する術後視力は年齢によって差が見られなかった。また、裂孔発症部位は若年者において下耳側が有意に多かった。

  • 田邊 聖, 高﨑 裕子, 岡 真由美, 是村 由佳
    2018 年 48 巻 p. 171-180
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/02/28
    ジャーナル フリー

    【目的】視能訓練士の養成教育において、客観的臨床能力試験(OSCE)の医療面接評価表に応用行動分析(ABA)の視点を導入し、今までと異なる視点から学生のコミュニケーション態度を評価できるか検討した。

    【材料および方法】材料は、OSCE医療面接のビデオ映像10例と、各例に対応した教員および模擬患者による評価表であった。評価項目は、教員評価の「言葉使い」、「共感的態度」、「アイコンタクト」と、模擬患者評価の「不安や希望を話せたか?」、「概略評価」の合計5項目であった。

    方法は、各例のビデオ映像から医療面接の会話、面接内容の記載、医療面接の沈黙の3つの行動を抽出し、ABAの評価項目として各行動の発生回数(頻度)と平均持続時間を測定した。解析結果は、新規に考案した行動観察シートに記録した。そして、各行動の頻度と平均持続時間と教員および模擬患者の評価得点との相関を検討した。

    【結果】各行動の頻度と平均持続時間は、いずれの評価項目とも有意な相関を認めなかった。

    【結論】行動の頻度とその持続に関する評価項目は、教員および模擬患者評価表の評価項目とは独立のものであった。したがって、OSCE医療面接の評価表にABAの視点を導入することは今までの評価項目とは異なる視点からの評価が可能と考えられた。また、行動の発生と持続時間を同時に記録できる行動観察シートは、学生へのフィードバックに応用できると考えられた。

第54回 日本視能矯正学会
一般講演
  • 高橋 慎也, 久木田 竜弥, 太田 奈月, 林 研
    2018 年 48 巻 p. 181-187
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/02/28
    ジャーナル フリー

    【目的】MA60MAの眼内レンズ(IOL)に3種類の計算式、Barrett Universal II式(B式)、SRK/T式(S式)、Haigis式(H式)を用いてプラスレンズ(プラス群)、マイナスレンズ(マイナス群)、ゼロ度数レンズ(ゼロ群)の屈折誤差を検討すること。

    【対象と方法】対象は、2010年6月から2016年11月の期間に、林眼科病院にて白内障手術を施行し、MA60MAを挿入した162例207眼を後ろ向きに検討した。方法は、IOL計算式にB式、S式、H式を用い、眼軸長と角膜曲率半径の測定にはIOLMaster® ver5 と 700を用いた。屈折誤差は、術後1ヶ月以降の自覚的屈折値と予測屈折値の差を単純屈折誤差とし検討した。

    【結果】プラス群173眼、マイナス群22眼、ゼロ群12眼であった。プラス群の単純値屈折誤差は、B式0.01±0.39D、S式-0.14±0.51D、H式-0.10±0.46Dとなった( P = 0.02)。マイナス群は、順に-0.03±0.51D、0.02±0.66D、0.06±0.61Dとなった( P = 0.85)。ゼロ群は、順に0.26±0.35D、0.96±0.32D、0.75±0.33Dとなった( P < 0.01)。

    【結論】屈折誤差の軽減にはB式が有用である。

    表2 各計算式と各IOL群の単純値屈折誤差と絶対値屈折誤差 Fullsize Image
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