日本整形外科スポーツ医学会雑誌
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受傷7ヵ月で一次修復を行なった陳旧性大胸筋断裂の1例
大石 隆太村 成幸結城 一声髙木 理彰
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2020 年 40 巻 3 号 p. 329-333

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抄録

はじめに:大胸筋断裂に対し,受傷7ヵ月で一次修復術を行ない,良好な成績を得たので報告する.

症例:23歳,男性.日本拳法の試合中に投げられ,左肩水平伸展を強制され受傷し,4ヵ月後に当院を受診した.左腋窩の大胸筋のレリーフは消失していたが,索条物を触れた.MRIでは断裂部を描出できず,CTで大胸筋の陥凹を認めた.大胸筋断裂と診断し,受傷7ヵ月で縫合糸アンカー3本を用いて,一次修復を行なった.術後2年で痛みなく,ハンドヘルドダイナモメーターによる筋力評価でも左右差を認めなかった.

結論:7ヵ月経過した陳旧性の大胸筋断裂でも,本症例のように断端が十分に引き出せる症例に対しては一次修復が可能であると考える.

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© 2020 一般社団法人日本整形外科スポーツ医学会
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