若年アスリートのスポーツ活動中に生じた単独半月板損傷のうち,手術例の臨床的特徴を明らかにすること.
方法:当院で手術を施行した30歳未満のスポーツ活動中の受傷機転が明らかな靱帯損傷を伴わない単独半月板損傷183例を解析対象とした.性別,スポーツ種目,受傷機転,損傷部位について,内側半月板損傷,半月状外側半月板損傷,円板状外側半月板損傷に分けて検討を行った.
結果:スポーツ種目はサッカーが32%(42例),バスケットボールが14%(18例)と多かった.内側半月板損傷47例のうち32%(15例)が前節~中節の辺縁部での縦断裂で,いずれもサッカーのボールキック動作で生じていた.半月状外側半月板損傷65例のうち43例(66%)が後節を含む辺縁部での縦断裂であった.円板状外側半月板損傷50例のうち,中節の横断裂が17例(34%)と多かった.
結語:単独半月板損傷の臨床的特徴は,スポーツ現場や日常診療において有用な情報となりうる.
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