作業療法
Online ISSN : 2434-4419
Print ISSN : 0289-4920
実践報告
放課後児童クラブ支援員と作業療法士の協働により作業遂行に変化がみられた事例
─COPMやスクールAMPSを活用したコンサルテーションの効果と有用性─
宍戸 聖弥古山 千佳子
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2023 年 42 巻 6 号 p. 772-779

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抄録

本報告は放課後児童クラブ(以下,児童クラブ)において,作業に焦点をあてたコンサルテーションを行った実践報告である.今回,COPMやスクールAMPSを活用したことで,児童クラブの支援員が事例に期待している作業に焦点を当て,その作業遂行の改善を目的とした提案を行うことができた.結果,児童クラブ支援員と作業療法士の協働がより進み,支援員間で対応が共有化されたことで,事例の作業遂行に改善がみられた.よって,学校の教室に近い環境下であれば,COPMやスクールAMPSに基づいたコンサルテーションに一定の効果があることが示唆された.

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© 2023 一般社団法人日本作業療法士協会
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