作業療法
Online ISSN : 2434-4419
Print ISSN : 0289-4920
原著論文
精神科デイケア利用後に一般雇用での就労を継続している当事者の経験の語り
─ナチュラルサポートを得て就労継続に至るまでのプロセス─
田中 友紀塩路 理恵子
著者情報
ジャーナル フリー

2025 年 44 巻 6 号 p. 648-656

詳細
抄録

本研究の目的は,若年層にあたる時期に精神科デイケアを利用し,その後に一般雇用での就労を継続している当事者の語りから,精神科デイケア等での就労支援における効果的な介入のあり方を明らかにすることである.12名の対象者の語りを修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ(M-GTA)を参考に分析した結果,20の概念と8のカテゴリ,【デイケア内での就労能力の基礎固め】と【社会におけるナチュラルサポートの自己獲得】の2つのコアカテゴリが生成された.就労場面においては「他者との信頼構築や居場所の確保」「自己理解」が重要であることが見出され,これらが就労継続に有用な影響を与える可能性が示唆された.

著者関連情報
© 2025 一般社団法人日本作業療法士協会

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 - 継承 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/deed.ja
前の記事 次の記事
feedback
Top