土木情報利用技術論文集
Online ISSN : 1884-913X
Print ISSN : 1349-1040
ISSN-L : 1349-1040
環境デザインを支援する三次元VR システムでの土量計算機能の開発
福田 知弘加賀 有津子呂 〓鉉河口 将弘
著者情報
ジャーナル フリー

2006 年 15 巻 p. 167-172

詳細
抄録

地形が複雑である道路計画、地域計画を行う場合、切土量と盛土量の土量バランスを検討するが、近年では環境負荷の少ない建設活動が求められており排出残土を抑える必要がある。また土量計算の結果によっては完成後の景観が大きく変わる可能性があり、土量計算と景観を同時に検討できるシステムが求められる。さらに、参加型デザインプロセスに対応するためには、専門知識を有しない関係者でも計画内容を理解できるシステムが必要となる。これらの課題を受け本研究では、景観と土量計算の検討がシームレスに可能なシステムの構築を目指し、環境デザインを検討する3DVR システムを拡張して、高精度計算且つビジュアル表現が可能な土量計算機能を開発する。

著者関連情報
© 社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top