測量成果として作成される拡張DMデータを設計段階において利用することを目的として, 拡張DM-SXF 変換の標準仕様が策定された. それにともない, 現在, 標準仕様に準拠した変換システムが開発されている. しかし, 既存のシステムでは, データ変換に膨大な処理時間が必要となることや標準仕様で定義される全項目に対応していないことが課題となっている. また, 標準仕様には, あいまいな項目が存在するため, 各システムの変換にゆらぎが存在する要因となっている.
そこで, 本研究では, DM-SXF 変換仕様の整理を行うとともに, 標準仕様に準拠した変換システムの開発を行った. また, 変換システムでは, 独自開発したSXF の入出力ライブラリを組み込むことで, 変換処理の高速化を実現した.