1989 年 24 巻 p. 343-348
バンコック都市圏において、そのサブセンター群の階層構造、及び商業業務機能の集積による各サブセンターの特徴の2つを探る目的で、現地調査を行った。その結果を用いて、主成分分析により、代表する5つの指標を求めた。個々の意味を、①規模、②2次産業/レジャー産業、③サービス業/小売業、④公共施設の立地、⑤周辺地域の土地利用状況と解釈した。この結果を用いて,クラスター分析を行い、サブセンター群のヒェラルビー構造を明らかにした。都市圏の発展は、ヒェラルヒーにおいて高位にランクされたサブセンターの発展と深く関わっていることが明らかにされた。