本研究では,臨港地区内に立地している港湾施設の概況を把握した上で,港湾施設を都市的な機能に用途転換した先行事例を対象に用途転換に際する土地利用計画上の扱いを捉えることで,今後の港湾施設の用途転換に向けた土地利用計画の変更過程を明らかにした。
その結果,港湾施設の都市的な機能への用途転換は,港湾計画上の用地では港湾関連用地,交流・厚生用地,緑地,都市機能用地,分区では漁港区,商港区,修景厚生港区,無分区での対応がなされていた。また,用途転換に際しての土地利用計画上の扱いは,港湾個別に柔軟な手続きや対応が図られており,特に,港湾行政と都市計画行政が同一の港湾においては,行政主体による民間事業者の公募選定や組織内調整,土地利用計画の変更対応等が行われていた。
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