抄録
本論文は、以下の 3つを目的としている。 1)福井市北部郊外における住宅団地開発の実態を明らかにすること。 2)典型 11住宅団地における居住者特性を「地縁性」と「居住経歴」という視点から明らかにすること。 3)上記の居住者特性を立地別に明らかにすること。この目的を実行するために 2004年 11月にアンケート調査を実施し、 765世帯の有効回収を得た。主要な結論は以下のとおりである。 1)郊外住宅団地の地縁性は極めて強い。 2)圏外近郊のみ地縁性が弱い。 3)居住経歴は居住地選択に影響を与えている。