都市計画論文集
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境川流域における土地利用変化と河川流出量変化に関する研究
山内 悠生杉本 南大西 暁生清水 裕之村山 顕人
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2010 年 45.3 巻 p. 655-660

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抄録
戦後の人口増加や経済の発展により、都市やその周辺で無秩序な開発が行われ土地利用は大きく変化した。また近年は温暖化による集中豪雨が多発し、多くの洪水被害が発生している。今後も集中豪雨は増加すると考えられており、都市における治水対策は重要な課題である。また今後は河川改修などの土木的手法ではなく「流域」において土地利用の面から治水を考える必要がある。以上の観点から本研究では近年の伊勢湾流域圏において最も土地利用変化が大きい境川流域とその小流域の河川流出量の変化を明らかにした。さらに小流域内の市街化区域が河川流出量変化に与える影響を示唆した上で、各小流域における今後の河川流出量変化を検討した。
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© 2010 公益社団法人 日本都市計画学会
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