九州大学大学院
2010 年 45.3 巻 p. 73-78
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近年、日本の地方都市における中心市街地の衰退が問題となっている。中心市街地の賑わいには回遊行動が必要と言われているが、実際には充実した歩行空間が少ない。本研究では、回遊性能という観点から市街地のハード面を評価した。そのために6つの要素(1.起点、2.終点、3.商業環境、4.歩行環境、5.歩行促進・抑止、6.滞留場所)から数値指標と可視化指標を提案し、大分市及び長崎市に適用した。また指標を適用した両都市を比較分析し、その特徴と課題を明らかにした。