都市計画論文集
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広域景域の連接性把握のための里地里山連接帯
土地利用、自然植生度、区域区分、流域区分、ため池分布との比較
清水 裕之
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ジャーナル オープンアクセス

2013 年 48 巻 3 号 p. 1017-1022

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抄録

今日、地球環境問題への認識が強まるとともに、広域な地域における景域のあり方に再び関心が高まっている。特に、里地里山概念は、生物多様性、気候変動への対応という点で、重要になりつつある。しかし、その広域における連接性については、十分に検討されていない。本研究は、日本の国土、及び広域な地域における里地里山の広がりをについて、水系の上流から下流までの縦のつながりを基本する流域圏概念を補完し、流域圏を跨ぐ横への接続性を考察する概念として「里地里山連接帯」という概念を提案し、その特徴を、土地利用、植生、区域区分、景観などとの関連において把握することを目的とする。

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© 2013 公益社団法人 日本都市計画学会
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