都市計画論文集
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コンパクト化のシナリオ別にみたアクセシビリティの評価
熊本市を対象として
谷崎 竜也猪八重 拓郎
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ジャーナル オープンアクセス

2020 年 55 巻 3 号 p. 266-273

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抄録

本研究では、コンパクト化政策の一つである立地適正化計画が策定されている都市である熊本市を対象とし、都市のコンパクト化のシナリオの違いが、どのようにアクセシビリティに影響を及ぼすのか明らかにすることで、都市のコンパクト化のより望ましい方向性をアクセシビリティの面で評価することを目的とする。基準年を2015年とした2040年までの人口を100m×100mのメッシュ単位で推計し、その後、現状、趨勢型、市街化区域集約型、居住誘導区域集約型、拠点集約型の計5つのシナリオを作成した。その結果、コンパクト化を行ったシナリオは徒歩、徒歩+電車、徒歩+バスにおいて、ACの面で良好な結果を示し、現状の水準を維持できることが明らかとなった。

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© 日本都市計画学会
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