都市計画論文集
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決済方式の違いに着目した容量制約付きMaaSの効率性分析
松村 健太大山 雄己
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ジャーナル オープンアクセス

2022 年 57 巻 3 号 p. 666-673

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抄録

本研究では容量制約を持つ交通手段が存在するMaaSのサービス効率性を分析するための枠組みとして,決済方式の違いに着目したシミュレーション手法を提案する.サブスクリプション型MaaSは先着順で利用者が決定される一方,経路予約型では利用の度に予約決済が行われ,予約順に利用権が与えられる.結果として,こうした決済方式の違いが利用者の満足度分布に大きな影響を与え,サブスクリプション型の不確実な利用可能性がサービスの効率性を低下させることが示された.また,経路予約型ではダイナミックプライシングの導入により,さらに効率性を高められる可能性を示した.

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© (c) 日本都市計画学会
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