2023 年 58 巻 3 号 p. 1478-1484
日本の都市部では、身近なオープンスペースとして街区公園が計画・整備されてきました。一方、街区公園の不足をカバーするために、多くの「子どもの遊び場」が整備されてきた。本研究では、首都圏近郊の自治体における「子どもの遊び場」システム運用の実態と課題を把握し、今後のシステム運用のあり方について検討した。その結果、以下のことが明らかになった。 (1)「子どもの遊び場」の機能の再設計が必要である。(2)「子どもの遊び場」には、管理・運営上の問題がある。(3) オープンスペース計画に「子どもの遊び場」を盛り込む必要がある。