都市計画論文集
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エリアマネジメントの視点から見た公開空地の占用基準に関する研究
東京都および政令指定都市を対象として
川野 裕司岡井 有佳
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2023 年 58 巻 3 号 p. 616-623

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抄録

地区の魅力を高めるというエリアマネジメントの目的のために、総合設計制度により生み出される公開空地の活用が求められる。しかし、公開空地の占用に関して、特段の法令上の定めはなく、自治体独自で運用されている。本研究の目的は、地域の活性化や賑わい創出を目的とした公開空地の占用の基準とエリアマネジメントにおける公開空地の活用実態を明らかにすることである。公開空地の目的を逸脱しない範囲内で、占用を可能にする基準を定める都市が増えており、公開空地の利活用が進んできている。公共性を有する占用主体による積極的な公開空地の活用を促進している都市もある。

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© (c) 日本都市計画学会
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