抄録
デンマーク計画法改正で導入された、農村地域における魅力的な居住地形成のためのコンバージョンビレッジ制度を、制度運用地区について調査を行った。調査の結果、開発型の運用をする地区では、開発規模を限定する規定が地区の開発方針と合致せず、コンバージョンビレッジ指定を取り消していたことがわかった。環境保全型の運用をする地区では、用途地域に相当するフレームワーク指定により開発を抑えつつ、開発目的のローカルプランを併せて策定し、地区の開発構想実現のためのツールとして制度が利用されていた。しかし、当初の構想範囲より限定的になり、エリア画定の課題が指摘できる。