土木史研究
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畿内の遺構配置にみる古代の土木技術 (その4)
都市計画基本線の検証 (II)
須股 孝信
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キーワード: 測量, 度量衡, 都市計画
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1993 年 13 巻 p. 397-404

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抄録
(その1)~(その3)では、古代の畿内に東西・南北の直交座標軸と都市計画基本線 (仮称) が置かれたことを提唱し、基本線存在の検証と使用尺度の考察により、地図作成を意図する18里方格網設定の計画測線として存在したことを述べた。
本稿では基本線設置の検証として、古代中国の数学書「九章算術」, 測量学書「海島算経」の設問例と、方格法による科学的地図作成の祖・裴秀による「地図作成の6つの原則」の両者から、3世紀の中国の測量技術が「九章算術」「海島算経」に基づいていること、4世紀の畿内に置かれた基本線は中国の測量技術と同じであることを明らかにした。また7~8世紀造営の畿内の都城には地理・地形重視と基本線の要点重視の両者があり、前者の寿命は長く、後者は短命で遷都を余儀なくされていることを明らかにし基本線存在の傍証を示した。
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