土木計画学研究・論文集
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都市旅客交通のモーダル・シフト政策に伴うCO2排出量削減効果の推計
林 良嗣加藤 博和木本 仁菅原 敏文
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1995 年 12 巻 p. 277-282

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抄録
近年、世界中の大都市において、モータリゼーションの進行と交通インフラの不足による道路交通渋滞が発生している。これは都市環境を悪化させるのみならず、温室効果物質であるCO2の排出量をも増加させる。生産活動全体のCO2排出に占める交通部門の割合は全世界的に増加しつつある。そこで、交通に伴うCO2排出量を削減する政策の1つとして、自動車から公共交通機関へのモーダル・シフトが注目されている。本研究では、都市旅客交通に伴うCO2排出量を都市のマクロ指標から簡便に推計するモデルを開発している。このモデルを用いて、モーダル・シフト政策のうち、自動車燃料税/炭素税増徴と鉄道整備の効果および実施のための費用を推計した。
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