土木計画学研究・論文集
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高速道路走行中の継時的景観変化の特性分析と評価手法
深堀 清隆窪田 陽一
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キーワード: 景観
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1995 年 12 巻 p. 357-366

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抄録
本研究では高速道路の走行景観を対象として、構図変化という特性を考慮した評価手法の構築を試みている。そしてこれを景観の移り変わりを考慮した道路景観デザインに役立てようとするものである。ここではシークエンスを構図変化の連続と単純化してとらえ、構図の変化自体の評価構造を把握している。評価基準として力量性、活動性、評価性の3因子を抽出し、活動性の優位性を見いだした。また構図変化に与えられる評価得点から時系列的な景観評価を推定した。これを被験者から実験によって計測した継時的評価と比較し推定結果の有効性を検証した。この手法によってある特定区間の動的景観を定量的な指標によって評価することが可能となった。
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