2008 年 25 巻 p. 607-614
本研究ではライフステージによる世帯分類によって, 交通行動の違いを捉えられているかを, 交通行動から多変量解析で分類して設定した行動群と比較することで分析した. その結果最大で5つの行動群が含まれるライフステージがあり, 同じライフステージ内の異なる行動群を分類する属性は, すべてのライフステージで「就業者数」と「自動車保有台数」であることを明らかにした. 居住地属性 (都心までの距離, 最寄り駅までの距離) では同じライフステージに含まれる複数の行動群を分ける属性とはならなかった.