土木計画学研究・論文集
Online ISSN : 1884-8303
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案内情報の不整合によるドライバーの心的負荷の評価
大塚 康司外井 哲志米森 一貴
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キーワード: 交通情報, 交通管理
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2010 年 27 巻 p. 999-1005

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抄録

 カーナビを利用して走行中,事前に入手した情報とルート案内の情報が異なる場合,ドライバーは異なる案内情報を提供された状態で判断を迫られることになり心的負荷が大きいと予想される.本研究では,ドライバーが目的地を目指す過程で交差点での進路選択時に,(1)「ドライバーは曲がるべき交差点が特定出来ない場合,心的負荷が掛かる」,(2)「ドライバーは,標識とカーナビの情報が違うと心的負荷が掛かる」という心理面に関する仮説を立て,被験者の視線の動きや瞳孔径等を測定できるアイマークレコーダーを用い,注視点と生理心理学の観点から,案内情報の不整合によるドライバーの心的負荷を客観的,定量的に評価した.

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