ペット栄養学会誌
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一般演題発表
イヌの嗜好性試験の問題点と改善の試み
湯浅 一之土井 花織井田 聡
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2011 年 14 巻 Suppl 号 p. Suppl_65-Suppl_66

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抄録

ペットフードにおいて、重要な事は動物が「好んで食べること」である。例え、ダイエット効果などの機能性を付加していても、イヌが摂食をしないとその効果を得ることは出来ない。一般に、ペットフードの開発過程では、二点比較法嗜好性試験が実施される。この方法は、イヌに2種類のペットフードを同時に給与してどちらを食べるかの反応を見て判断している。イヌに、どのようなペットフードを給与しても、選択確率は約60%であり、嗜好性は判然としない場合が多い。そこで今回、特別な訓練を施し二点比較法嗜好性試験に適したイヌの作出を試みた。

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© 2011 日本ペット栄養学会
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