Journal of Pesticide Science
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土壌と環境要因がピロキサスルホンの除草効果に与える影響
山地 充洋本田 久志花井 涼井上 淳
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論文ID: D15-047

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抄録
ピロキサスルホンは超長鎖脂肪酸合成阻害作用を有する発芽前処理用除草剤である.ピロキサスルホンは,圃場においてクロロアセトアミド系除草剤より低薬量で処理後63日までイヌビエに高い除草効果を示し,異なる土壌を用いた除草効果試験では,有機炭素含量の高い土壌でも安定した除草効果を示した.水溶解度が小さいピロキサスルホンの土壌表面での拡散は小さく,蒸気圧も低いため,流亡や揮散による原体のロスは少ないと考えられた.ピロキサスルホンの除草効果は砕土の大きさに影響され,十分に砕土を行うことで除草効果が高まると考えられた.
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