Journal of Pesticide Science
Online ISSN : 1349-0923
Print ISSN : 1348-589X
ISSN-L : 0385-1559

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非ステロイド型ブラシノライド様化合物NSBR1の発見
杉浦 愛理幌岩 真理青木 孝憲瀧本 征佑山上 あゆみ中野 雄司中川 好秋宮川 恒
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論文ID: D17-035

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抄録
500万化合物の構造データーベースからインシリコスクリーニングによって選抜した化合物を,シロイヌナズナを用いたブラシノライドのアゴニスト・アンタゴニスト活性評価に供した.評価した化合物の中で.N-benzoyl-N′-phenylpiperazine(NBNPP)の置換誘導体にアンタゴニスト活性が見いだされた.次に,ベンゼン環の置換基を変化させたN-(3,4-dihydroxybenzoyl)-N′-(4-butanoyl-2-fluorophenyl)pyrazineを合成し活性評価を行ったところ,アゴニスト活性のあることがわかった.そこで,この化合物をNSBR1と名付けた.NSBR1は,ブラシノライドに特徴的な作用として知られるCPD, BR6-ox2遺伝子の発現の抑制を引き起こすことも確認した.NSBR1の分子設計には分子動力学の手法を応用した.さらに,ブラシノライドのアゴニスト活性評価系として知られているイネの葉身屈曲試験を用いてNSBR1のアゴニスト活性を定量的に評価したところ,50%効果薬量(ED50)は0.79 mmol/plantであった.
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© 2017 Pesticide Science Society of Japan
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