Journal of the Japan Petroleum Institute
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一般論文
デカントオイルからのメソフェーズピッチおよび高性能炭素繊維の調製
加藤 攻上村 誠一光来 要三持田 勲
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2004 年 47 巻 2 号 p. 100-106

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抄録
デカントオイル(DO)からの紡糸用メソフェーズピッチの調製ならびに調製したピッチからの高性能炭素繊維の製造方法について調べた。DOから直接一段でメソフェーズピッチを調製すると収率が4.6% と極めて小さかったので,加圧下での熱処理と窒素流通下での加熱を組み合わせた調製方法を採用した。これにより,収率が19.0% に上昇した。芳香族分を多く含み,密度が1.05 ml/g以上であるDOが原料として好ましいことがわかった。一段目の加圧熱処理温度は,処理時間と固形炭素質分の析出との関連から,400℃ 前後が適切であることがわかった。また,メソフェーズピッチ中のキノリン不溶分(QI)の少ないピッチから,10 μm以下の細い炭素繊維が紡糸可能であることがわかった。QI含有量が多いメソフェーズピッチから調製した炭素繊維は高い引張強度,弾性率を示した。
二酸化窒素を2% 添加した空気中で不融化した場合,繊維の引張強度の改善が認められた。
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© 2004 公益社団法人石油学会
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