Journal of the Japan Petroleum Institute
Online ISSN : 1349-273X
Print ISSN : 1346-8804
ISSN-L : 1346-8804
一般論文
4,6-ジメチルジベンゾチオフェン水素化脱硫のためのSBA-15に担持したリン化ニッケル触媒
Kye-Sung ChoHye-Ryun SeoSung-Ho KimYong-Kul Lee
著者情報
ジャーナル フリー

2010 年 53 巻 3 号 p. 173-177

詳細
抄録
昇温還元法によりシリカおよびSBA-15に担持したリン化ニッケル触媒(Ni2P/SiO2およびNi2P/SBA-15)を調製し,触媒のキャラクタリゼーションと4,6-ジメチルジベンゾチオフェンの脱硫活性について調べた。窒素吸着法により,Ni2P/SiO2およびNi2P/SBA-15の表面積はそれぞれ127および283 m2 · g−1であること,EXAFS法によりリン化ニッケルはNi2P相を形成していることが分かった。また,TEM分析によりNi2Pの平均粒子サイズはNi2P/SiO2およびNi2P/SBA-15でそれぞれ20および5 nmであること,Ni2P/SBA-15ではNi2P粒子がSBA-15のメソ細孔内と外表面に存在することを明らかにした。4,6-ジベンゾチオフェン(500 ppm),ジメチルジベンゾチオフェン(1000 ppm),キノリン(200 ppm),そしてテトラリン(1%)を含むトリデカン溶液を,三相固定床反応器により613 K,3.1 MPaでリン化ニッケル触媒の脱硫活性を調べた。Ni2P/SBA-15は99%の高い脱硫活性を示したが,Ni2P/SiO2の活性は54%であった。Ni2P/SBA-15では高表面積なSBA-15に担持された高分散Ni2P粒子が高い脱硫活性を示すものと考察した。
著者関連情報
© 2010 公益社団法人石油学会
前の記事 次の記事
feedback
Top