Journal of the Japan Petroleum Institute
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総合論文
有機分子触媒もしくは金属触媒を用いた二酸化炭素変換反応
眞中 雄一
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2021 年 64 巻 4 号 p. 172-177

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抄録

二酸化炭素の利用は今後必須になる技術である。このレビューでは,触媒を用いて二酸化炭素を化学的に有用な分子へと変換する研究を紹介する。トピックとしては,(1)ヒドロシランによる二酸化炭素のヒドロシリル化反応に活性を示す触媒,中でも特に単純な塩類による触媒反応とギ酸アニオンを触媒とする反応機構,(2)水素と二酸化炭素によるギ酸合成とギ酸の選択的分解による水素製造に活性を示すイリジウム錯体触媒とその反応機構,(3)アンモニウムイオンと二酸化炭素による尿素合成に活性を示す有機塩基触媒とその反応機構,金属触媒による反応,を取り上げた。これらの技術は二酸化炭素を循環利用する持続可能な社会の実現に寄与すると期待される。

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