薬学図書館
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≪特集:令和元年度日本薬学図書館協議会研究集会≫
医薬品を正しく安全に使用するための情報評価
堀 里子
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ジャーナル 認証あり

2020 年 65 巻 1 号 p. 2-6

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抄録

医薬品を正しく安全に使用するためには,医薬品や薬物治療に関する情報(以下,医薬品情報)を収集し,収集した情報を評価するステップが欠かせない。医薬品情報の評価は,適切な情報源を選択して情報を収集することからはじまる。そのためには,医薬品情報の情報源の特徴や入手方法をよく知っておく必要がある。特に,インターネットでの情報源〈Pmdaサイト(添付文書・インタビューフォーム,承認情報,RMP,副作用情報等),学会等の診療ガイドライン,文献検索システム等〉を整理しておくと重宝する。医薬品は製造販売後に使用されていくなかで,新しい情報(有効性や安全性に関する情報等)が創られ,医薬品を正しく安全に使用するための情報が増加していく。したがって,情報収集にあたっては,情報の網羅性や新しさ,信頼性を慎重に判断することが重要である。収集した情報は批判的吟味により内的妥当性および外的妥当性を評価する。特に臨床研究の学術論文では,研究デザインや対象集団,バイアスへの対応や評価指標の設定,研究結果の臨床的な意味等を評価する。これらの情報を患者に適用する場合には,患者の体質や病態,併用薬等の状況をふまえ,情報の適用可能性を評価することになる。臨床現場では,情報を患者に適用したあとの評価も重要である。

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