2021 年 66 巻 1 号 p. 14-19
昨年,新型コロナウイルスが世界中に蔓延したことにより,世界各国において,多くの人命が失われ,現在も先の見えない状況が続いており,このような状況下において,オンラインを使った在宅勤務やテレワークによる会議を始めた大学や企業が増えている。株式会社サンメディア様が,毎年6月から7月にかけて,全国4会場(札幌,東京,大阪,福岡)で「学術情報ソリューションセミナー」を開催しており,札幌では,本学を会場として,同社との共催でほぼ毎年開催していたが,新型コロナウイルスの影響を受けて,4会場すべて来年に延期せざるを得なかったなかで「オンライン・セミナー」という新たな形で開催する,という同社からのご提案に賛同し,私自身,「報告」という形で参加させていただいた。本稿は,初めての試みとなった「オンライン・セミナー」で報告したプログラム「最前線の現場から:感染対策と利用サービス 札幌医科大学附属総合情報センターの取り組み」(令和2年6月24日報告)から,その内容に基づいて再編集したものである。