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BASIC, Pascal両言語によるInverted File方式と, PascalにょるKey word方式での情報検索の比較
岡崎 俊朗
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1984 年 29 巻 2-3 号 p. 140-155

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抄録
BASICによる文献検索プログラムは, 構成が複雑のうえ, instr関数を用いたkey word方式を採用しており, 検索に時間がかかるのが普通である。
パーソナルなデータベースでは, 情報量が限られることと, プログラムの簡素化を考慮して, N-88 BASIC, UCSD Pascal (v. 4. 1) を用いたinverted file, main fileに分けるプログラムを開発した。
上記のinverted fileとの比較に, UCSD PascalによるDocumex®英文用改良試作版 (日本ビジネスオートメーション) のkey word方式を利用した。
これら3つの異なるプログラムでは, Documex®が, 検索時間が短く, 有用であるが, BASICのinverted file方式では, 分類の考えを, ファイルに持ち込める利点がある。一方, UCSD Pascalによるinverted fileは, key word方式では得られないmain fileの内容が一覧できる長所がある。
よってこれらの利点を生かした併用が望ましい。
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