富山大学文理学部生物学教室
富山高等学校
東京教育大学理学部植物学教室
1962 年 75 巻 893 号 p. 413-417
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紫黒色に成熟したヒサカキの果実からアントシアニンが2種類の結晶として単離された. 一つは赤褐 色, 他は燈色の針状結晶である. 元素分析, 吸収曲線の測定, ペーパークロマト法その他によって特性を しらべると, 両者はいずれもクリサンテミン (シアニジンのモノグルコサイド) であった. ただ両者は結 晶水の含量に差があり, 前者では3分子, 後者では2分子の結晶水が含まれていることがわかった.
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