琉球大学医学部泌尿器科学教室
1988 年 79 巻 2 号 p. 344-346
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症例は54歳男性で職業は漁師. 右陰嚢部に6.0×5.5cm大の腫瘍が生じ切除したところ, 病理組織学的に分化型扁平上皮癌と診断された. 本疾患は1775年にPottにより報告されたはじめての職業癌であり, イギリスなどでは多くの発生を見ているが日本ではその発生は極めて少ない. 特に衛生状態のよくなった今日ではほとんど見られず, この10年間で類似した1症例の報告を見るにすぎない.
日本泌尿器病學會雜誌
日本泌尿器科学会雑誌
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