日本物理学会講演概要集
Online ISSN : 2189-0803
ISSN-L : 2189-0803
セッションID: 14aPS-101
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ペロブスカイト型Eu酸化物EuTi1-xAlxO3(0≤x≤1)における電気磁気特性
越川 修人長瀬 拓朗和田 詠史仁科 康佑梶原 凌桑原 英樹赤星 大介齊藤 敏明
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抄録

EuTiO_3_は大きな磁気誘電効果を示すことで知られている。Ti^4+^をAl^3+^で一部置換したEuTi_1-x_Al_x_O_3_(ETAO)は、Eu^2+^/Eu^3+^の混合原子価を持つ強磁性絶縁体となることを我々は以前報告している(0≤x≤0.1)。今回我々はETAO(0≤x≤1)をアーク溶解法を用いて作製し、その電気的、磁気的性質について調べた。その結果、Al^3+^を置換することで磁気誘電効果と量子常誘電性が抑制されることがわかった。さらにx=1近傍において量子臨界点の存在を示唆する結果が得られた。

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© 2016 日本物理学会
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