主催: 一般社団法人日本物理学会
会議名: 2016年度日本物理学会秋季大会
開催日: 2016/09/13 - 2016/09/24
メキシコ中部のシエラネグラ山頂(4,600 m)では、15,000本のプラスチックシンチレーターから成る宇宙線望遠鏡(SciCRT)を使い、高エネルギー太陽中性子や銀河宇宙線ミューオンの観測を行っている。2015年の中頃に高速読み出し用データ収集システムを実機へ導入し、動作状況が安定していることを年次大会で報告した。さらに我々は、計算機を増設し、1台あたりに処理するADCボード数を減らすことで、システム全体の高速化と安定化を目指す。本講演では、この進捗状況と合わせて、トリガー条件の改良等のシミュレーション結果を報告する。