主催: 一般社団法人日本物理学会
会議名: 2016年度日本物理学会秋季大会
開催日: 2016/09/13 - 2016/09/24
開磁気面プラズマにおけるトロイダル流れに関して垂直磁場強度、垂直磁場配位依存性を調べた。プラズマ電流が流れない条件下でもpoloidal 平衡が可能であり、弱い印加垂直磁場(10-20G)で密度の最大値が得られる。この平衡はトロイダルドリフトによる電荷分離を垂直磁場に基づく磁力線方向の流れによってキャンセルされるという考えで説明できる。一般的にはこの条件でBzを増加すると沿磁力線損失が増大する。トロイダル流れ観測を行うと、平衡垂直磁場では反電流方向の遅い流れが発現するが、垂直磁場を増加させると順方向に流れの反転と増大が観測された。1)poloidal 平衡値と垂直磁場依存性、2)観測速度および局所速度分布の推定値の垂直磁場依存性、3)流れの反転について報告する。