日本物理学会講演概要集
Online ISSN : 2189-0803
ISSN-L : 2189-0803
セッションID: 20aA12-6
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プラスチックシンチレータを用いたコンプトン散乱型TOF-PETの開発
中森 健之倉本 南郡司 修一鎌田 圭庄子 育宏吉野 将生吉川 彰
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キーワード: 測定器, 光検出器
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抄録

我々はプラスチックシンチレータの高速性を生かしたTime-of-flight型のPETセンサを開発している。プラスチックは511 keVの光電吸収確率が低いためコンプトン散乱を利用する。従来のPETセンサとは動作原理が異なることや、プラスチックの発光量が無機シンチより低いことが性能向上への課題である。基礎的な実証試験を重ねたのちに、ペアとなる試作検出器を制作・評価を行っている。本公演では進捗状況と結果について報告する。

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© 2017 日本物理学会
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