日本物理学会講演概要集
Online ISSN : 2189-0803
ISSN-L : 2189-0803
セッションID: 18aC23-12
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MD計算による超イオン導電体 Ag β-アルミナの多体速度相関の決定 II
神嶋 修河村 純一
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抄録

超イオン導電体βアルミナは,理想的な2次元のイオン拡散を行う物質である。これまで,電気伝導度の周波数依存性に,弱いベキ関数型導電特性を発見し,スケーリング仮説に基づく「スケール不変性」を見いだした。このことから 可動イオン間の多体相関距離は100nm以上の広がりをもつことを推定した。本研究は,MD計算を用いて 多体速度相関から,電気伝導を求めたので報告する。自己速度相関値と多体速度相関値を比較し,多体問題における伝導度への寄与を議論する。

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© 2017 日本物理学会
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