Ginzburg- Landau方程式によるピン止めを導入した星型超伝導体の磁束分布計算

抄録

試料半径が磁場侵入深さに近いサイズである第二種超伝導体において渦糸は三角格子を形成せず、特異な分布を見せることが期待されている。我々はこれまで星型超伝導体の渦糸分布観測、理論計算を行ってきた。今回はピン止めを導入した星型のパターンにおける印加磁場を上昇させた場合の磁束分布の変化の測定結果を示すとともに、非線形 Ginzburg- Landau (GL) 方程式に基づく理論的な計算結果 との比較を行った。