日本物理学会講演概要集
Online ISSN : 2189-0803
ISSN-L : 2189-0803
セッションID: 18aS-PS-8
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重い電子系化合物CeRhIn5の共存相におけるIn-NQRによる研究
八島 光晴道添 竜治椋田 秀和北岡 良雄宍戸 寛明摂待 力男大貫 惇睦
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抄録

重い電子系化合物CeRhIn_5_は常圧では反強磁性体(T_N_ = 3.8 K)で、2GPa以上の圧力下では超伝導が発現する。常圧ではらせん状の磁気構造(不整合)を有しており、圧力下においても中性子散乱実験(単結晶)やNQR法(粉末試料)によって研究されてきた。NQR測定では、1.7GPaで不整合から整合な磁気構造へと変わることが観測されたが、単結晶試料を用いた中性子散乱実験では整合な反強磁性を確認できておらず、それぞれの測定で結果が一致していなかった。今回我々は本質的な磁気構造をNQR法で調べるため、単結晶試料を用いて測定を行った。

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© 2017 日本物理学会
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