日本物理学会講演概要集
Online ISSN : 2189-0803
ISSN-L : 2189-0803
セッションID: 20aS-PS-18
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排除体積効果を利用した定常的な非対称ポテンシャル下における自発運動モデルの構築
早川 雅之岸野 友輔瀧ノ上 正浩
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抄録

熱揺らぎを利用して効率的に運動する分子モーターのモデルとして、フラッシングラチェットが研究されてきた。フラッシングラチェットでは、非対称ポテンシャルの周期的なON/OFFを利用することで一方向性への運動を実現する。我々は、物体の排除体積効果を考慮することで、定常的な非対称ポテンシャル下においても一方向性への運動が自発的に生じることを明らかにした。本件では、この自発運動に関する実験および数理モデルの構築に関して発表する。

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© 2017 日本物理学会
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